2012年9月30日日曜日

哀しみの腕に接吻を

卍鍵の腕から剥がれ落ちた穢れが、神となり下界の水神となった。今では、水神は卍鍵の神体に接吻を行うことでしか妖力が保てない。このままではタナトスの猛攻から逃れられない…哀しい…哀しい…

2012年9月21日金曜日

イメノメ

イメノメイメノメイメノメ…
余は黄昏れる一本杉に神名を与える。イメノメよ、どうか天の守護をその身に宿し…人海のディンギルとなりたもうぞ

2012年9月14日金曜日

母性本能の嘲笑

タナトスによる非情なる攻撃が、我が母性本能の目覚めに大きく関わるなどと誰が慮ったことであろうか…
熟女こそ至高である!老廃した体躯の奥底に眠る微かなる温もりよ!あぁ…余を楽しませておくれ…

2012年9月12日水曜日

失われし日々

紀元254年、私が初めて唯一神大物を御目に掛かった時の事。
何とも名状し難い恐怖と此の世の物ならざる威圧感を感じた。
しかし同時に絶対的普遍の母なる安らぎも感じた。
私は神の魅力には勝てなかった。
それ以来私は神に取り憑かれた様に信仰を始め、今では立派な地位に居る。
これも神の思し召しなのだろうか。

2012年9月5日水曜日

神の調べ

風とは神々の調べである

耳を済ませてみよう

穏やかな風

荒々しい風

おどろおどろしい風

全ての風には一つ一つ意味があり、神の言葉でもある

耳を済ませてみよう

聞こえるだろうか

神の声を

神の音楽を

2012年9月3日月曜日

天地を創造なされた御神の尊である私からの有難い説法

必ずしも天照大御神が人間的な意味の「悪い」とは同志である鬱龍零時も言わなかった。
下界の聖肉より、冥底界の御柱回収に漕ぎ出すことが幸せの秩序です。

五人官女だってです!ミカエルたちの笛やハープに合わせて燃焼中の聖肉が吹き出してくる様は圧巻で、まるで天地を創造した神々の舞踏のようである。


総天然色の宇宙(そら)や数億もの下界に根を張る愚かな人間を私が許さないことくらい冥底界ではもはや周知の事実であるのは確かだ。


今こそ、下界に向かって凱旋する時である。


絢爛たる神の息吹は御狗が守護する暗黒の扉ををくぐり、
刻を同じくする御神と僕べは先鋒をつかさどりし禍々しくも己に酔いしれるだろう。


懲罰の刻を気にする無頼の人間は茨の道を進むさながら我が足元にも及ばぬ。
思い知るがいい!


朦朧とした意識の中での同胞の赤々とした羞恥を!
 

今こそ宴の時である!

私の存在意義

本日よりこの聖域で鬱龍様、卍錠様にお仕えすることとなりました。
私は天界の中でも最下層の身分であるゆえ名前などございません。
たった今、卍錠様の召し上がった聖肉の骨に接吻をさせていただきました。
全くもって身に余る光栄でございます。
鬱龍様は私めにこう仰いました。
「お前は時の歪みに呑み込まれやすい。我々の側に居なければ御前の肉体は終焉へと向かうであろう」
この様な御言葉を頂き有り難き幸せでございます。